あなたの研究資料はなぜ見づらいのか

研究者用記事
この記事は約4分で読めます。
Masu
Masu

みなさんこんにちは、製薬研究者のMasuです。

研究において、資料作成は特に重要です。

せっかくの研究成果も見づらい資料では相手に何も伝わらず、あくびされてしまいます。

そこで今回は、私が特に重要と考えるポイントについてまとめてみました。

自分の資料と見比べてみて、チェックしてみることをお勧めします。

なおこれらは私個人の意見も入っております。

それでは行ってみましょう!

 

スポンサーリンク

研究スライド作成のコツ

フォントはメイリオか游ゴシック

デフォルトのMS Pゴシック と比較するとメイリオや游ゴシックは見やすいですね。

この資料見やすいなと思ったらこれらのフォントであることが多いです。

なおoffice 2016以降はデフォルトで游ゴシックのようです。

なお游ゴシックは細すぎると言う意見もありますので、Boldにしても良いと思います。

 

色は1スライド3色まで

3色以上のスライド↓

3色以内のスライド↓

明らかに下の方が見やすいですね。

色が多すぎると、人間の脳はどれに着目して良いか分からなくなります。

結果、特に見てほしいデータも頭に入らなくなってしまいます。

どうしても4色使いたいときは灰色を使いましょう。

 

矢印は薄い色の方がいい。

目立つ矢印↓

灰色の矢印↓

矢印の色を目立つ色にしてしまうと、そちらに目が行ってしまいます。

矢印自体に着目してほしいのでなければ、灰色や薄い色にしておくと、内容が映えます。

 

ページ数はかく。

これは当たり前なのですが、あまり実施していない人を見かけます。

議論するときにページ数が分からないと非常にイライラしますので、必ずつけましょう。

powerpointの場合、挿入→スライド番号→すべてに適用でつけることもできます。

また私のお勧めは挿入→スライド番号→適用にして、文字を大きくして右上に配置

→ページ自体をコピー(ctrl C + ctrl V もしくはctrl Dのみ)すれば、

ページ番号の部分はページ数に応じて勝手に変化してくれるので便利です。

 

人は左から右、上から下に向かって読む

見づらい配置↓

見やすい配置↓

下のスライドの方が見やすいですね。

人間は必ず左から右、上から下という風に読みますので、その順番通りに配置することをお勧めします。

 

パワーポイントでは最低でも18pt以上にする。

見えなくてもいい物(引用元など)は除き、最低でも18ptにしないと見えません。

 

横は揃える。

めんどくさいですが、、

以下のどちらかの方法によって簡単に横を揃えることができます。

・コピペではなく、ctrl + shift + マウスのドラッグで動かす

・書式タブ→配置→左揃え等を利用する。

 

表のカラム名、行名は色を変える

見にくい表↓

見やすい表↓

表は全て白では見づらいですね。

上1行だけでも色があると脳が判別しやすくなります。

 

背景があると揃って見える

背景なし↓

背景あり↓

下のスライドのように揃っていた方が、脳は理解しやすくなります。

なお文字の背景に色を付けるのではなく、別の四角オブジェクトを作成した方がきれいに見えます。

意外とこういうのが、隠れストレスになっているものです。

 

グループ間の色は統一する

色の統一なし↓

色の統一あり↓

色が統一されていると、いちいち目で追わなくても分かりますね。

なお文字は細いので、元々の色が薄めの場合は文字は少し濃いめの色にしておくのがポイントです。

 

強調色に迷ったら濃いピンクがおすすめ

強調色にはよく赤が使用されますが、ありきたりだと感じてきたらピンクを使用するのもおすすめです。パレットのこの部分に入っています。

 

まずは真似をすることから始めよう!

 

いかがでしたでしょうか。

今回の記事は以下の外部サイトも参考にしています。

非常に参考になりますので、研究者であれば必ず目を通しておくことを勧めます。

伝わるデザイン|研究発表のユニバーサルデザイン
情報の伝わりやすさは「資料の作り方」に大きく左右されます。本ページでは、プレゼン資料などを作るためのデザインルールやテクニックを紹介します。

 

美しいスライドを作るためには、まずは良いスライドの真似をすることから始めましょう。

それが最も近道のはずです!

コメント