こんにちは、製薬研究員のMasuです。
製薬研究において、プログラミング がますます重要になってきているのは言わずもがなです。
しかし何のプログラミング言語を学ぶべきなのでしょうか。
そもそもどんな種類があるのでしょうか。
今回は製薬研究員向けに、どのプログラミング言語を勉強していくべきか、
解説して行きます。
結論:python, VBAで全て事足りる
以上が結論になります。説明させてください。
pythonもしくはRは必須(pythonの方が人気)
まず必要なのはpythonもしくはRです。
正直、どちらかにできることはもう片方でもできます。
片方にしかできないことはありません。文法も似ています。
じゃあどうやって選ぶか、それは人気さと利用目的です。
まず人気なのは間違いなくpythonです。
こちらの記事にもあるように、近年pythonは1位2位を争う人気プログラミング 言語です。
なぜ人気さが重要かというと、困ったときにネット検索で解決しやすいからです。
問題が起きたときの検索のしやすさは非常に重要です。
今ではpythonはネットにあらゆる情報があり、とても勉強しやすくなっています。
Progateなどの高機能かつ格安なweb学習サービスがありますし、みんな大好きYoutubeにも沢山動画がありますよね?
もう一つ利用目的に関してですが、pythonは機械学習に向いています。
Rは統計解析に向いていますが、それはpythonでも可能です。
近年製薬企業では機械学習の重要さがますます高まってきている為、
まだどちらも勉強したことなく迷っている人はpythonを勉強すべきでしょう。
pythonの勉強の仕方は以下で紹介しています。
エクセルでデータ解析の自動化を目指したいならVBAも欲しい
VBAとは、いわゆるエクセルのマクロのことです。
プログラミング言語の中ではVBAは少し異質です。理由はエクセルの使用に限定されている為です。
しかしエクセルの業務自動化をエクセルのみで完結させたいなら、VBAしかありません。
よく「pythonでエクセル業務を自動化する」と言っているサイトを見かけますが、私個人の意見としては、エクセルでできるならエクセルで完結した方が楽であると考えています。他のソフトウェアをいちいち起動させて動かすのは面倒ですよね?そのために、VBAを学ぶ価値は高いと考えています。
なんだかんだ、製薬企業におけるデータ解析はエクセルでやることが多いです。
その為毎回やる解析を自動化できれば、その分の時間を他の研究に当てることができます。
使用例としては、事前にマクロのプログラムを作成しておき、それを発動させるボタンをエクセル内に設置することが考えられます。これによって、ボタン一つで簡単にマクロを発動させることができます。
日常的なデータ解析をそのボタン1つで完了させることができれば、時間短縮だけでなくストレス軽減にもつながります。
毎回同じことを何度もやるのであれば、少し苦労したとしても一度学んだ方が、必ず得るリターンは大きいと自信を持って言えます。私もその経験者の一人だからです。
その他の言語は特殊な利用目的による
製薬企業でプログラミングを扱う場といえば、主に解析だと思います。
一方で現在はあらゆる面から創薬にアプローチする傾向があり、他の言語の出番も出てくるかもしれません。
例えばデータベースを扱う方はSQLを学ぶ必要があるでしょう。ここでいうデータベースとは、社内に蓄積されている薬の情報など、かなり大規模なものです。
ウェブサイトから効率的に情報を集めたい人はウェブサイトの構造を知るため、HTML, CSSを多少学ぶ必要があります(後日記事にします)。
pythonと似ているRubyやPerlをpythonと同じように使う人もいます(これらはサーバーサイド言語と呼ばれます)。
逆にJavaやJavascript, C#などはあまり使われないと思います。これらはウェブサービスなどを作るときに必要な言語であるためです。製薬会社がウェブサービスを作るとなっても専門の会社にお願いするでしょうから、あまり覚える必要は無いと考えられます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
何の言語から学ぶべきかの参考になればとても幸いです。
もし興味を持ったのであれば、今始めましょう!!
なんの知識がなくても初心者からでも始められますよ!
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