こんにちは、製薬企業の研究員のMasuです。
今回は製薬企業のインターンシップが選考に影響するのかどうか、私の体験も踏まえて解説していきます。
※以下1部上場している中堅-大手の製薬企業に関する内容に限ります。それ以外の会社に関しては、私は応募及び参加したことが無いので分かりません。
インターンシップは間違いなく選考に影響する【確実です】
以上が結論です。しかし疑問に思う方もいるのでは無いでしょうか。
理由は、インターン募集要項には以下のお決まりの文句が書かれているからです。
なぜ企業は一切関係ないと言いつつ選考に影響させるのでしょうか。
理由は、経団連にあります。経団連は学生への配慮及び企業の足並みを揃えるため、選考解禁日を6月(2020年現在)と定めています。
この選考時期を無視しても別に法律で罰せられる訳ではありませんが、優良企業としてはこれに従うことが社内外から求められてます。
要は、企業側としては優秀な学生をいち早く採用したいが、経団連の縛りでそれができないため、インターンという名目で早めに学生の品定めをしたいということです。
まだ信じられない方もいらっしゃるかもしれませんが、インターンに参加し、就活が終わることには私の発言の真偽がわかると思います。
企業側の心情を察してあげましょう(笑)。
それでは、インターンがどう選考に影響してくるのか、以下で解説していきます。
①インターン参加生用の選考があるパターン
このパターンは、夏や秋のインターンに多く見られます。
就活が本格開始される時期からはまだ少し時間があるが、早めに学生を囲い込みたいというのが企業の意図です。
インターン終了後に人事の方から電話もしくはメールで連絡があり、ぜひ座談会や面談をしたいと言われます。
人事の方の言い分ではただの座談会や面談のはずなのに、なぜか数回に渡って開催されます(笑)。
S製薬や、製薬会社ではありませんがK株式会社(飲料会社)では2-3回の座談会・面談の後、面接の練習という名目で研究部長とお話する機会がありました(笑)。
ここまでくると実は最終面接と同義のようで、クリアすると選考開始より早い時期に内々定の約束がもらえたようです(後で本人から聞きました)。
私の場合残念ながら最終面接(練習?)は突破することはできませんでしたが、最終まで来れたというのは少なくとも自信につながったと思います。
②通常の選考でのポイントが高くなるパターン
このパターンは冬や春のインターンなど、就活開始間近のインターンに見られます。
どうやらこのインターンに参加した学生にとっては、選考の最初の部分はあって無いようなものらしく、結果がどうであれ最終面接までは通過するようです。
最終面接は本人の力次第ですが、ここまで簡単に通過できるのはとてもメリットでしょう。
インターンシップは諸刃の剣の側面もある
一方で、インターンはいい面だけではありません。
インターンで使えないと人事に判断されれば、通常選考では書類落ちです。
インターンの選考で面接まで行っているので、通常選考でわざわざ再度面接するまでもありません。挽回は不可です。
長いインターンほど、その人の人となりが見られます。その評価が悪ければ、その人の上部だけをみる面接を行う必要がないのは明らかでしょう。
ここまではっきり言えるのは、私が受けた複数社が実際にそうだったからです。
インターン後に連絡が来て、その後何度かやりとりしましたが、内々定までは行きませんでした。
そうなると通常の選考が始まったときに書類を提出しても、お祈りです。
従って、自分の能力に自信はないが喋りに自信がある人は、インターンよりも通常選考の方が勝率が高いのかもしれません。
結論:インターンはできるだけ行くべき
とはいえ、就活におけるインターンの威力は絶大です。
私も複数社のインターンに行くことができましたが、就活が始まる前に他の学生に選考の部分でも考え方の部分でも、差をつけることができます。
大手複数社の最終面接に進めたことかつ内々定をもらえたのも、このおかげと考えています。
また早めにESを書くことになるので、就活の際はインターンで通ったESを複製すれば良くなり、スピード面でもかなり有利です。
選考時期が実質前倒しになるので、忙しさも分散できます。
さらに企業に入ってからは他の会社の内部を覗くことはできません。学生の頃はどうでも良かったのですが、今となっては就活時にあらゆる会社の内部を見ることができたのはかなり貴重な経験で良かったと思っています。
という訳で、デメリットよりもメリットがはるかに上回るので、ぜひ多くの会社のインターンに参加して欲しいと思います!
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