【理系就活】研究室選択は就活に直結するのか

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Masu

こんにちは、現役の製薬研究員のMasuです。

理系大学生の3年生から4年生にかけて行われる研究室配属は、

大学生活の中でも大きなイベントだと思います。

理系の学生が最も悩むと言っても過言ではない研究室選択に関して、

研究職の就活の目線からまとめていきたいと思います。

まず、結論から言うと、研究室選択は就職活動に大きく影響します。

この記事を見ることで後悔しない研究室選択ができるようになると思いますので、

ぜひ参考にしてください!

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有機・合成系は製薬だけでなく化学メーカーに有利

有機系の就職は特に有利と言われています。

製薬メーカーだけでなく、化粧品メーカー、化学メーカー、試薬メーカー、香料メーカー、農薬メーカーなど、必要としている企業は多いです。

以下年収ランキングです。

製薬・化粧品メーカー

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香料メーカー

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農薬メーカー

https://www.tensyoku-station.jp/industry/農薬・肥料メーカー/co_payment/

 

有機系は他の分野の人が簡単に参入できる分野ではなく、

大学等の研究室で時間をかけて学ぶ必要があります。

そのため人材として貴重で、万が一その会社が倒産したとしても、転職は容易と考えられます

特に製薬メーカーにおいては、有機系出身は合成研究所、製剤研究所、

合成のスケールアップなどの部門で活躍できます。

製薬メーカーにおいて、ここまで多くの部門で活躍できるのは有機系だけだと思います。

生物系は競合が多い

生物系の仕事はとても魅力的ですが、ライバルが多く就活に苦労しやすい分野です。

就職先としては、製薬メーカー、化粧品メーカー、日用品メーカー、食品メーカー、農薬メーカーなどがありますが、

それらの就職を希望するのは薬学部だけでなく、

農学部、理学部生物系、医学部など、非常にライバルは多いで

年収ランキングを見てみましょう。

製薬・化粧品メーカー

【2019年版】製薬会社年収ランキング 1000万超は10社―トップは3年連続ソレイジア | AnswersNews
各社公表の有価証券報告書をもとに、2019年版の製薬会社80社の平均年収ランキングをまとめました。「大台」とされる1000万円を超えたのは10社。1位は3年連続でバイオベンチャーのソレイジア・ファーマでした。

日用品メーカー

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食品メーカー

食品メーカー&飲料メーカーの平均年収ランキング100 | 食品の企業研究・志望動機やES書くなら食品就活ドットコム
目次 平均年収ランキング【1位-10位】 平均年収ランキング【11位-20位】 平均年収ランキング【21位-30位】 平均年収ランキング【31位-40位】 平均年収ランキング【41位-50位】 平均年収ランキング【51位-60位】 平均年収ランキング【61位-70位】 平均年収ランキング【71位-80位】 平均年収ラン...

農薬メーカー

https://www.tensyoku-station.jp/industry/農薬・肥料メーカー/co_payment/

 

生物系の専売特許となるような専門技術はあまりなく、後から勉強できてしまうので、

他分野からの参入障壁は有機系に比べ低いと考えられます。

特に生物系の研究職は、枠の割りに希望者がとても多く、非常に就職の競争率が高いです。

製薬メーカーにおいてはプロジェクトの中心を担う薬理分野があるなど、

女性にも人気な職種があるということもライバルが多い一因といえるでしょう。

研究室の見るべきポイント3点

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企業の選考する人の目線に立ってみましょう。

彼らは優秀な学生を採用したいと考えていますが、面接だけでは

それを見抜くことが難しいこともわかっています。

一方で採用した学生の入社後の成績が良ければ彼らの社内評価は上がります。

そのため、有名な研究室出身の学生を採用すれば、比較的高い確率で

優秀な学生を獲得できると考えています。

そこで、以下の3点に注意しましょう。

  1. 研究室の教授がその分野で有名な人か
  2. 研究室の予算はどのくらいあるか
  3. 他の企業との共同研究が多いか、もしくは研究員が派遣されてきているか

以下説明していきます。

1. 研究室の教授がその分野で有名な人か

これは非常に重要です。

調べ方としては、教授の名前をgoogleで調べてみて沢山の内容がヒットすれば、

比較的有名な方と考えられます。

  • Wikipediaに記事がある。
  • 多くの学会で講演している、または主宰している
  • 海外の研究室と共同研究を行っている
  • 多くの論文を出している
  • 教科書などの本を出版している

などがポイントです。

その研究室のサイトなどから調べることができると思います。

wikipediaに記事がなくとも学会の実績が多ければ十分に有名な教授だと思いますが、

もしあんまりヒットしてこなければ、就活の視点ではその研究室は避けた方がいいと思います。

2. 研究室の予算はどのくらいあるか

これは実際に研究所に配属された後、

どのくらいスケールが大きい研究ができるかの指標になります。

予算が少ないと他の研究室でも簡単にできてしまう研究しかできず、

研究者としての価値は高くなりません。

また予算が少ないと、本来は用いるべき実験キットなどが買えず、

代替の方法を用いた理由について研究概要を書くときに苦労することがあります。

(お金がなくて買えなかったとは書けないので。。。)

調べ方ですが、日本の研究.comの検索でその研究室の教授・准教授の名前を調べれば、

どのくらいの予算があるか見ることができます。

iPS細胞の山中伸弥先生について試しに調べてみてみましょう。

japanese-yamanaka

進行中の研究課題に獲得した研究費が書いてあります。

yamanaka-money

山中先生の場合は研究費が270億円もあり(笑)、桁が違いすぎてちょっとあまりいい例では

無かったかもしれませんが、研究費の目安としては、

1億円以上・・・とても多い。なかなか無い。費用を気にしない攻めた研究ができる。

数1,000万円以上・・・十分多く、魅力的。ほとんどお金に困らないレベル。

数100万円以下・・・普通の研究室。ケチな面を見ることも。。

というイメージです。もちろん研究分野で変わるので一概には言えませんが、

薬学部であれば1000万円以上、可能であれば1億円超えの研究費がある

研究室に行きたいものです。

3. 他の企業との共同研究が多いか、もしくは研究員が派遣されてきているか

他の企業との共同研究が多いということはその研究室の研究内容が、

企業にも注目されているということです。

その繋がりによってその企業から引き抜かれることもありますし(もちろん選考は受けますが)、

一つの企業が注目しているということは他の企業も注目しているということなので、

価値のある技術を学べる可能性が高いです。

先輩にも聞くべき

最後に、やはり調べるだけではなくその研究室に所属する先輩からも情報を仕入れるべきです。

飲み会や実験授業などで聞けると思いますので、気になることは聞いてみましょう!

 

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